IT系のなかでも勢いのあるトレンドな分野があります。それは、外資系ITコンサルタントといわれる分野です。もともと、外資系というのは実力主義を是とするので、能力あるエンジニアにとっては給料も良い傾向にありました。そのため、外資系ITコンサルタントはとても人気があります。

外資系ITコンサルタントが何をしているのかといえば、ITシステム開発に関わる企画戦略の策定です。一般的な日本企業においても、経営企画部や戦略コンサルタントはいわゆるエリートとして扱われています。それらを濃縮した専門職たちが、外資系ITコンサルタントなのです。

外資系と名が付いている通り、外資系ITコンサルタントは英語によるグローバルコミュニケーションがスタンダードな企業活動の一部門として取り入れられています。そのため、語学堪能なグローバルコミュニケーションがスムーズに取れる、グローバルスタンダードな人材がいかんなくその能力を発揮しているのです。

そうしたことから、外資系ITコンサルタントは給料が日本企業よりも比較的高めに設定されています。グローバルスタンダードなビジネスコミュニケーション能力を、汎用的にこなすことができる高いスキルを持った人材が歓迎されているためです。

帰国子女やクォーターなど、複数のランゲージスキルを持ちうるスーパーグローバルスタンダードな人材が有益に役立っているのだと言えます。そのため、高報酬を望めるというメリットがあるのです。もし、こうした分野で働きたいのであれば、外資系特有の働き方や価値観の違いについて、しっかりと事情を把握しておく必要があるでしょう。